2009年度 国際セミナー「ハイテクベンチャーの起業家Vol.3」を開催いたしました

REPORT 活動報告

2009年度 国際セミナー「ハイテクベンチャーの起業家Vol.3」を開催いたしました

法政大学とアメリカを結び、2009年度国際セミナー「ハイテクベンチャーの起業家Vol.3」を開催いたしました

9月18日、地域研究センター第3回国際セミナーを日米同時に開催しました。
法政大学とシリコンバレーにある本学アメリカ研究所を結び、同時通訳による双方の講演者のお話を日米それぞれの会場に集まったインキュベーションに関心を持つ企業人や学部生、院生が熱心に聞き入りました。

田路則子経営学部教授による司会で本日のスピーカーの紹介のあと、日本側の吉川欣也氏(ミゼルCEO)からシリコンバレーで起業することについて、自らの経験を交え、また日米の文化や環境の違いを指摘しながら、ビジョンと夢に裏打ちされた明確な動機のもと、努力と粘りで夢を実現していくことの重要さをお話しいただきました。

続いて米国側から田口博雄社会学部教授の司会によるスピーカー紹介に続き、Jupe Tan氏(Plag and Playインターナショナル・ビジネス・リレイションシップ・マネージャー)より、自らの会社がどのような方針で活動しているのか、起業の意欲を持ってシリコンバレーに来た時にどういった援助が受けれるかを具体的にお話しいただきました。続く川鍋仁氏(Sun Bridge Partnersシニアテクノロジー・アナリスト兼インキュベーションマネージャー)も自身の会社が果たす社会的役割や、単なるインキュベーションではなくベンチャーハビタット(Venture Habitat)として、起業するためのエコシステム(環境全般)を提供している事などをお話しいただきました。

続くパネルディスカッションでは、会場からの質問に答える形で3者それぞれの考えを発表していただきました。
ハイテクベンチャーの聖地ともいわれるシリコンバレーで活躍される講演者の方がそれぞれ、会場の特に若い学生に対し、日本だけでなく世界に目をむけて勇気をもって海外に飛び出すべきことを訴えている姿が印象的でした。