【秋田県仙北市】社会貢献・課題解決教育 仙北合宿(8/27~31)
秋田県仙北市にて社会貢献・課題解決教育の合宿を行いました。
社会貢献・課題解決教育 仙北合宿(8月27日~31日)
8月27日から31日まで地域研究センターの正課科目「社会貢献・課題解決教育(以下「社課教」)」の学生12名による合宿を秋田県仙北市で実施しました。
社課教とは2004年に文部科学省の補助金事業「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に採択されたのを機にスタートしたPBL(Project Based Learning)で、これまでの成果は国内のPBLの中でも特に大きな評価を得ています。今年度は23名の履修学生が4チームに別れて台東区を中心とした企業をクライアントとし、その抱える課題の解決に取り組んでいます。このたびの合宿では秋田県仙北市でフィールドワークを展開し、様々な課題の解決を目指しました。
秋田県仙北市は2005年に角館町、田沢湖町、西木村の3自治体が合併して誕生しました。各地区とも独自の文化を醸成してきており、地理的条件等も大きく異なるためその内包する問題は多岐多様にわたっていますが、学生たちは自分たちの目線で課題を把握し、「社課教」で身につけたツールやコンサルティング手法を活かすことで解決に向けた「少しでもお役にたつ提案」を地元の方々に行うことを目標としました。
合宿初日である27日は全員で仙北市内を視察して同市の大まかな全体像を把握し、28日から30日は午前中に仙北市内の各分野のキーパーソンの方々のお話しをうかがい、午後から各グループに別れてフィールドワークを行いました。そして、最終日の31日に成果報告会を開催しました。成果報告会にはキーパーソンの方をはじめ多くの市民の方々にお集まりいただきました。冒頭では仙北市の門脇みつひろ市長にご挨拶をいただき、その後各グループからの提案をもとに活発な意見交換が行われるなど盛況のうちに終了しました。
法政大学と仙北市の関係は2007年度に事業協力協定を締結し、さらに同年度の文部科学省委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」で地域研究センターの「地域づくりを担う人材の育成に向けた学び直しの遠隔授業プログラム」が採択されたことを受けて同市で「地域づくり塾」を開講したことに始まります。この地域づくり塾の成果は着実に同市に根付き、受講生の方々が中心となって「法仙塾」が組織され現在も地域づくりの活動が続けられています。
今回の合宿では仙北市各方面の多くの方々にお世話になりました。特に法仙塾の主宰者である田口秀成さんをはじめ、千葉薫さん、草彅俊一さんにはご多忙にも拘わらず役所やキーパーソンの方々との交渉、調整をはじめ合宿中は学生達に帯同していただくなど多大のご支援を賜りました。ここに篤く御礼申し上げます。