2010年度 国際セミナー「ハイテクベンチャーの起業家Vol.4」を開催いたしました
法政大学とアメリカを結び、国際セミナーを開催いたしました。
9月24日、地域研究センター主催国際セミナー「ハイテクベンチャーの起業家 vol.4」を日米同時開催いたしました。
法政大学とシリコンバレーにある本学アメリカ研究所を結び、双方の講演者のお話を日米それぞれの会場に集まった社会人や学部生、院生が熱心に聞き入りました。
田路則子経営学部教授(米国側)と柳沼寿経営学部教授(日本側)による司会で本日のスピーカーの紹介のあと、日本側の中町昭人氏(弁護士)から講演をしていただきました。
弁護士という視点からシリコンバレーや起業家支援について、自身のたどってきた経歴を軸にお話していただきました。
アメリカという異国で「弁護士」という言葉を操る仕事であるが故の語学習得の苦労と努力、そして強い意思をもって果敢に未知の領域にチャレンジしていく事の重要性などを熱く語っていただきました。
続いて米国側からアレン・マイナー氏(インキュベーション施設サンブリッジ運営)から日本で行っている企業支援に関するお話をしていただきました。日本人は自己評価を低くしがちな民族だが、日本は世界で対等に戦える力を十分に持っているということを多くのデータを使って示してくれました。
しかし、一方で十分な力を持っているにもかかわらず世界に出ていこうとしない日本企業の体質や支援制度の遅れなども同時に語っていただきました。
続くパネルディスカッションでは、会場からの質問に答える形でそれぞれの考えを発表していただきました。
予定時間を過ぎても盛んに質問に答えるお二人の熱意にこれからの若い世代がもっと勇気をもって世界に挑んでいくべきだという熱いメッセージがよみとれました。