【福井県 大野市】2004年度 第2回まちおこしシンポジウム「住んでよし、訪れてよしのまちづくり」
2004年12月4日、地域振興を名目に各種イベントをやり尽くした疲労感が漂う福井県大野市でシンポジウムを開催した。120 名の参加者の半数は市役所関係者で、「企画課」設置、市長プロジェクトの設置等、大野市の改革が進むきっかけになっていった。
2004年12月4日、地域振興を名目に各種イベントをやり尽くした疲労感が漂う福井県大野市を舞台に「住んでよし、訪れてよしのまちづくり」というタイトルでシンポジウムを開催した。
本センターからは教員2 名、RA2 名、事務局1名、学生10 名が参加し、ビジョンの明確化、特化した戦略、自己満足に陥らないための評価など数々の提言と方策が打ち出された。また当日は、学部生(岡本義行センター副所長ゼミ生)2 チームの夏休み中の現地合宿調査による入念な準備のもとに大野市に関する観光政策の提案が行われ、会場からは斬新でユニークな大学生の提言に比して、行政側メンバーのステレオタイプ化された発想が浮き彫りになったとの感想が寄せられた。
120 名の参加者の半数は市役所関係者で、角館町とは対極的な参加者層と開催協力の状況ではあったが、後日参加者から「大学側の提言と市側発言の落差が大きすぎる」といった感想が多く市役所に寄せられることになり、「企画課」設置、市長プロジェクトの設置等、大野市の改革が進むきっかけになっていった。