【千代田学プロジェクト】千代田区との連携事業:法政大学 地域研究センター 千代田学プロジェクトスタート
千代田区に関するさまざまな事象を一つの学問として研究する『千代田学』が公募された。本センター応募の「千代田区関係各主体の環境意識及び環境行動の実態把握と主体間連携についての研究及び政策提言」が採択され、千代田区との協定に基づく「千代田学」事業がスタートした。本センターは千代田学プロジェクトチームを編成し、環境行政と企業の環境責任行動に関する調査研究「環境マネジメントと企業のCSR活動に関する調査」に着手し、区内に本社を置く上場企業296 社を対象に、ISO14001 に代表される環境マネジメントシステムの構築、CSR 部門の有無、深刻化する環境問題と京都議定書を踏まえたCSR 事業としての環境教育ニーズ等に関してアンケートをもとに分析を行った。
千代田区は皇居、中央官庁、大企業本社、大手私立大学が集中し、昼間人口と夜間人口が極端に違う特殊な地域である。皇居は言うまでもなく、中央官庁や大企業などは独自のアメニティを組織していることもあり、区がゴミ処理等の環境行政について接点を持つことが少なかった。区内上場企業を対象とした環境活動に関する実態調査は、区の環境衛生部門から熱い期待が寄せられ、区民に向けての情報公開も強く要望される中でのフィールドワークとなった。