2007年度 まち・むらづくりシンポジウム(テーマ:都市と農山漁村との共生、農商工連携による地域活性化)

REPORT 活動報告

2007年度 まち・むらづくりシンポジウム(テーマ:都市と農山漁村との共生、農商工連携による地域活性化)

全国の企業、大学・研究機関、学生、関係者など約100人が参加。ほぼ満席状態の会場では、活性化に取り組む現場の熱い思い、臨場感溢れる意見交換に耳を傾けていました。

2007年12月10日(月)、日本商工会議所と共催で「まち・むらづくりシンポジウム ~都市と農山漁村との共生、農商工連携による地域活性化~」を開催しました。

 人口減少と高齢化が進む中で、全国おしなべて地域の疲弊が指摘され、まちづくり・地域づくりへの関心が高まっています。こうした状況の下で、地域活性化の方策の一つとして、都市と農山漁村との共生や農商連携による中心市街地の活性化が注目されています。今回のシンポジウムでは、その手法を活かした各地の事例を検証しながら、地域活性化への効果等を考えました。

 日商常務理事の篠原徹氏の開催挨拶に続いて、本学現代福祉学部長の岡﨑昌之教授が「地域活性化に向けた都市と農山村の共生」をテーマに基調講演。東京への再一極集中化が進む中で、地方交付税・公共事業の縮減など様々な問題に直面する地域社会の現状が報告され、活性化のための地域個性(ブランド)の確立と都市・他地域との共生・交流の必要性が提起されました。

 パネルディスカッションでは、岡本義行・地域研究センター副所長(専門職大学院イノベーションマネジメント研究科教授)をコーディネーターに、齋藤章一((財)都市農山漁村交流活性化機構 専務理事)、小原貢久(ハッピーロード大山商店街振興組合 常任理事)、辻一幸(山梨県南巨摩郡早川町 町長)、岡埼教授の4氏がパネリストとなり、板橋区と交流のある市町村が特産品を販売するアンテナショップ「とれたて村」を運営する大山商店街と、品川区とふるさと交流を行っている早川町からそれぞれ取り組み事例が紹介されました。また地方の持っている資源を活用する方策や、地域の個性づくりや人材育成の重要性などについて活発な討論が行われました。

 全国の商工会議所関係者をはじめ、国・地方自治体、政府関係機関、商工・農業団体、企業、大学・研究機関、学生、マスコミ関係者など約100人が参加。ほぼ満席状態の会場では、活性化に取り組む現場の熱い思い、臨場感溢れる意見交換に耳を傾けていました。